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先日、誕生日を迎えた。

32歳の私。

大人になると、一年という時間の流れがあっという間だ、なんて、よく言われた。

1日24時間という時間は、誰にとっても平等にある

けれども、時間との付き合い方は人それぞれ。

あっという間に1日が終わってしまったと思う日もあれば、

まだ午前中、まだ3時だ、と余裕をもてる日もある。

今年はいままでの私にとって、初めて「ないもしない」日々を

過ごす毎日を選んだ年になった。

新卒から10年勤続した航空会社を4月から休職。

これまでの生き方について、自分と向き合い直したいと思ったから。

やりたいことをやっている「つもり」になってる自分がいた。

すきなことを見つけている「つもり」になっていた。

毎日毎日、当たり前のように出勤して、自分に課せられた業務を全うする。

退勤時間になるのが待ち遠しい日々。

職場の雰囲気に一喜一憂する日もあれば、なんでもいいやと吹っ切れる日もあった。

月末になれば、お給料の振込額をみて、今月はいくら貯金できるだろうかと考える。

与えられた額を少ないとも、多いとも考えず、無心な気持ちで受け取ってた。

入社した時は、憧れた業界への希望でいっぱいで、明るい同期達に恵まれながらも

「怒られることはありがたいこと」と自分自身に信じ込ませながら、

黙々と訓練をこなして、目の前の課題を超えていく日々に疑問を感じてなかった。

それが私の「やるべきこと」だとおもっていたから。

でもそれ、本当は「やりたいこと」じゃなかったのかな？

本当は何がしたいんだろう

以前は、何に興味をもっていたんだっけ…

昔の自分が好きだったもの、やりたかったことが思い出せなくなってると気がついた時。

あ、ちょっと一休みしよう、って思った。

忘れてしまったワクワクする感情に、もう一度会いたい。

自分の好きなものを、もう一度探し出したい。

ここでは、いろんな自分の挑戦を記録として残していこう。

新しい自分、本当の自分に出会えるかわからないけれど、

なにか、一歩踏み出さなければ、きっとこれからも何も変わらない。

欲しいのは、ワクワクできる自分。

私の人生に与えられた、長いようで短い貴重な時間を大切にしていきたい。